TЯAPカーニバル

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ナイトメアシンドローム 01汝は咎人なり 弍夢



何かを探すように辺りをうろつくコンクリ野郎が立ち止まりしたを覗こうとしてきた時、
急にイタチの奴が飛び出していってしまった。


するとコンクリ野郎は重たそうにゆっくりと体制を戻すとイタチの方へと向かって行ってしまった。


ハァー


スー


ハァー


安堵の息を漏らした呼吸が一瞬止まっていたんじゃないかと思うような緊迫した
この状況に思わず笑みがこみ上げてきた自分でもおかしくなってしまったんじゃないかと
思うくらいだったでもそんな考えてる暇はなくとにかく仲間を探すことにする。  


廊下はまっすぐ両方に階段がありその両側に扉が設けられている。


外に出られるかもしれない扉に向かって歩いて行くことにした ガタン!


「痛っ」


「建物の中に他の奴がいるのか? とりあえず2階に人がいるみたいだし上に行ってみるか」


「おーい大丈夫か?」


そこにはキャラクターをモチーフにしたパジャマを来た可愛らしい女の子がいた。


「見た感じ怪我はなさそうだけど、痛いところはあるか?」


「大丈夫です。ただ起きたらここに居て怖くなって出口探そうとして走ったら躓いちゃいました」


「そうだったのか。俺は拓都って言うんだ。よろしくね」


「私は双葉(ふたば)です。よろしくです。」


「とりあえず、ここは危ないから場所を移そう歩けるかい?」


「はい。ここは何処なんですか?」


「俺にも解らないただ言えるのは現実ではなく怪物が存在する世界ってことぐらいだ。
そして怪物を倒さない限りここから逃げることはできないらしい」


「怪物って・・・」


「あぁ怪物だ。さっき俺が居た部屋に入ってきて、殺されるかと思った。とにかくここから出よう」


「分かりました。」  



双葉にこれまでの事、今のところ知り得た情報を簡潔に話た。
それに従って、これからやらなくてはいけないことなど全てを伝えた。
一階の扉前まで来た。


辺りを確認しながら慎重に扉の外に目を向ける。
化物はいないようだ。外はなんだか港っぽい作りになっていて、
船も何隻か停めてあるのが見える。


狭いこの場所にいるより視野が広い外の方が安全だろう。
とりあえず出ることにした。

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